今週は暖かいみたいで、良いですね〜
小春日和で少し汗ばむくらい💦これでバッチリ晴れてくれたら、植物育成には言うことなしですね(*´-`)
さて、この時期にはドロセラが元気です。
画像はカペンシスを実生選別したものです。
アフリカ系ドロセラにはD.ヒラリスという種類がありますが、このカペンシスはヒラリスに近づけたくて別に分けています(^-^)v
ヒラリスは茎立ちし、葉柄が短く特異な姿で人気があります。が。。。夏の維持管理が非常に難しく、こっちではまともに生育しません。自分も2回失敗してます(;_;)
D.ヒラリス↓(JCPS田辺会長の本「食虫植物の世界」より画像抜粋)
一方、カペンシスはというと、強健で生育旺盛、大型、繁殖力も強いという雑草魂の持ち主!ホームセンターでも売られているほど、そのたくましさには定評があります。
そしてカペンシスにはもうひとつの特筆すべきポイントがあります。それは「変異が多い」ということ!
アルバ、オールレッド、ジャイアント、ミノール、ブロードリーフ、ナローリーフ、etc...
産地別、系統別でも違いがありますので、コモウセンゴケ(D.spathulata)並みのバリエーションだと思います。
そこで、駄物ハンターの自分は思い付きました💡
「ヒラリスがダメなら、カペンシスをヒラリスに近づけりゃ良いんじゃね?」と。
まるでジープ買えない人がジムニーに乗るみたいな発想(笑)\(^^)/
結構ハードルは高いですが、思い付いてから3年目。毎年実生を続けています。
目標はこうです!
・葉柄は極限まで短く
・捕虫葉は垂らさない
・茎立ちする
・葉の幅が広い
・立ち姿が美しい
ちなみに、NGはこちら(笑)
・葉柄が長い
・捕虫葉が垂れ下がる
・茎立ちしない
・捕虫葉が細長い
・立ち姿が乱れている
どうにかできないかと模索中です(笑)NGのほうが従来のカペンシスっぽいんですがね💦ていうかほとんどがこのタイプでしょう。
うちにある大彰園オールレッドやビオパルコ産もこんな感じです。茎立ちせず捕虫葉を垂らして葉柄も長いんです( ´_ゝ`)
そこで、初めはワイドリーフという種類の実生をスタートさせました。ワイドリーフは捕虫葉が立っていることが多く、葉柄も他より短かったからです。
また、カペンシスは茎立ちしにくいのですが、唯一Bainskloof passという産地モノだけは茎立ちします。
夏の方が立ちやすいので、今はこんな感じですがね(^^;
この品種をミックスさせればもう少し近づくんじゃないかと思います。まあ、タイミング合わず交配できなかったんですけどね……(´-ω-`)
とりあえず、現段階ではこんな感じ。
上と右側は少しだけ葉柄が短くなっています。下の株はもう一歩だったかな?微妙な違いですが💦
一応、ボツの子ちゃんもいます(笑)
ちょっと違うでしょ!ちょっと!
でも、別でD.カデュカみたいな、葉柄が長くて捕虫葉が小さいタイプを選別していっても面白いかもしれませんね(´-ω-`)
何年かかるかは分かりませんが、楽しみながら頑張ります!(^-^)v