いよいよ夏も本番となってきた今日このごろ、植物の皆さん元気ですかー!?
「・・・・・・」

いや病気だらけじゃん(笑)🤣🤣🤣
こうなってしまった原因は明らかで、ここのトレーの方々は梅雨の時期に深腰水にしてしまったんですね🥲それがいけなかった。しかもある程度の期間やってしまったので、そりゃあこうなります。。。
そして、日本の気候だとこれから先もかなり厳しいコンボが続くことを皆さまはご存知だろうか・・・
食虫植物にとって一筋縄ではいかない、脅威の日本の気候。逆に言うとそれさえクリアできれば元気に育てることが可能なのです。今回は季節ごとに「日本の四季が如何に過酷か」を植物目線で説明していこうと思います。
ゲストはハエトリソウのDioさん、サラセニアのSarraさんです。

Dio「ちーす人間パイセンおっすおっす🌿」

Sarra「私たちがどんだけ苦労してるか、メッタメタに説明してやんよー🤛」
それではよろしくお願いします。
まずは春から時系列順にどうぞ。
①3月の試練:乾燥✕強風=春一番
Dio「いやー参ったね。ちっとずつ暖かくなってきたからさ、そろそろ新芽を出さなきゃな〜と思って冬眠バージョンを解いたわけよ。」
Dio「そしたらなんかとんでもねえ風がビュービュー吹いてよ、体中の水分が全部持ってかれて全身カッピカピ💦新芽もやられちまったよ。」

Sarra「ね、このときは辛かったわよねー。実はその前の2月ぐらい、主さんが春だからって植え替えしてくれたのよ。」
Sarra「それでフカフカの新しい用土にしてもらったし、思い切って立派な新芽出しちゃお!ってぐんぐん伸ばしてたらさ、、、」
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Sarra「風で倒れちゃって、根っこまで晒されて、けっこうなダメージ食らっちゃったのよね。」
Sarra「私の仲間のハマーズハンマーヘッドさんなんてあの見た目で意外と葉っぱ柔らかいから、出てくる新芽全部シワシワだったわよ😫」
というわけで春の新芽が柔らかい時期に春一番は厳しいようです🥲対策としてはハウスなんかあると良いんですがね、なかなかそこまではできません。
なので・・・
特に何もしません!我慢してもらいましょう!
Dio, Sarra「えっ、、、」
②6月の試練:梅雨の長雨
Dio「いやー3月はキツかったけど、4月5月は快適だったぜ。晴れ間も多いしスッキリと過ごしやすくてぐんぐん成長できたのはデカいな👍」
Sarra「ホントそれー。なんか急にハチもハエも多くなってめっちゃ食べちゃったわ太っちゃう✨ピッチャーも同時に2本くらい伸ばしちゃった。」
Dio「わかるッス。もう全部のトラップ使うくらい食いまくっちまって。で、先月までは空気も爽やかだったから消化できたし葉っぱも無事だったわけよ。」
Dio「なのにここ最近の天気と言ったら、、、」
Dio, Sarra「一体どうなってんだい!?」

Dio, Sarra「もうずーーーーーっとビチョビチョじゃねえか!✋」
Dio「水があるのは良いことなんだけどよ、新芽がずっと濡れてるから柔らかくなっちまったんだよな。このままだと敏感肌になっちまう。」
Sarra「私はDioっちよりも肌は大丈夫なんだけど、腰水の水位が上がりっぱなしだと根っこが息苦しいのよ・・・ハアハア・・・」
Sarra「あれ、Dioっち・・・・」
Sarra「何食べてんの!!」

Dio「ヤッベ!カエル食っちまった!クソッー水っぽい💦本当は食いたくねぇのに勝手にトラップが反応しちまうんだよ💦おまけにナメクジも来やがる!」
Dio「間違って食っちまうし葉っぱは齧られてくし、ナメクジもなんとかしてくれぇぇぇ!」
Dio「・・・あれ、Sarraさんチームのプルプレアさんもめっちゃナメクジ食ってるッスよ・・・」
Sarra「おええええええええええェェ💦」
(キモいので画像なし。ちなみに臭いです。)
やはり梅雨の時期はさすがに雨が降り過ぎのようです☔事実上、世界的に言う雨季に当たりその降水量も多いので注意が必要ですね。
対策としては腰水が深くなりすぎないように浅めのトレーを使用したり、長い期間雨が当たらないようにハウスや軒下に避難させましょう。あとはナメクジ忌避剤は必ず撒いておいて下さい。
③7月の試練:湿度✕高温
Sarra「むっっっっっし暑い💦なにこれ急にむっっっっっし暑い💦」
Sarra「でも日光もあるし、とにかく成長のチャンスよね!いっけええええ」

ウリハムシ「はぁい✋」
Sarra「やめて!この気温と湿度でそこに穴あけられたら、せっかくキレイに育った今年の1番ピッチャーが中身ごと腐って折れちゃう💦お願い腐らないで1番ピッチャー!あんたが今ここで倒れたら、主さんやDioっちとの約束はどうなっちゃうの!?ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、日本の夏に勝てるんだから!」
Sarra「次回、【1番ピッチャー死す】デュエルスタンバイ!」
・・・・・・
Sarra「ごめんなさい。取り乱したわ。あれ、Dioっち大人しくない?ねぇDioっち!?」
Dio「おれのトラップも速攻で腐ってた・・・」

Sarra, Dio「急に暑くなりすぎィィィ!」
はい、そうなんです。梅雨明けで急激に37℃とか行きますからね日本は。人間が体調を崩すということは生き物たちにとってもしんどいということです。特に注意が必要なのが蒸れからの病気です。風通しのいい場所に置き、腐った捕虫葉を取り除き、定期的に薬剤を散布しましょう。
④8月の試練:とにかく暑い日が続く
Dio「ハァハァ、一時はどうなるかと思ったけどなんとか生きてるぞ。」
Dio「日差しが強い。太陽が暑い。。けど頑張って光合成するしか。。。」

Dio「げげ!葉っぱチリチリ!そうか、6月に出たトラップはヤワな肌のもんばっかりだったから太陽の光に耐えられなかったんだ。。。」
Sarra「私もとうとう葉先が枯れだしたわ。急にカンカン照りになって用土が乾燥しちゃったみたい💦私たちって意外と水を吸う力が強いからどんどん水がなくなっちゃうのよね。」
Sarra「毎日少しでも雨が降ってくれると良いんだけど、、、」

太陽「ピーカンピーカンピーカンピーカン🔥🌞🔥」
・・・・・
Dio「無理だな。」
Sarra「無理ね。」
皆さんもご存知の通り、日本の8月、特にお盆頃はとにかく暑く直射日光も強いです。全日照ではダメージを受けるので半日陰に移動するか遮光シートを使い調節するのが良いかと思います。また、水も多すぎては蒸れるし少なすぎると乾燥してしまうという調整が難しい時期でもあります。できれば毎日こまめに上から灌水できると良いですね。
⑤9月の試練:秋雨前線と台風到来
Dio「まだまだクソ暑ぃ。が、生きていけねぇほどじゃねぇ。残ってるパワーを振り絞って成長するぜ!おらぁ!」
秋雨前線「お!暑くて困ってるんだ!雨を降らせるんだ!(^o^)」
ザー☔
ザーーー☔
ザーーーーーーー☔
・・・・・・?
秋雨前線「しまった!うっかり停滞してしまったんだ!(^o^)」
Dio「長スギィ!太陽の光も必要だっつーの!!」
Sarra「ちょっとDioっち!もうしょうがないよ!この期間中に少しでも成長して栄養を蓄えないといけないんだから!雨ばっかりでも葉っぱ伸ばそうよ!」
Sarra「夏の間、ピッチャーの途中から枯れても根本からしっかり栄養吸収してたんだから!後半戦行くわよぉぉぉおおおお!」
ニョキニョキ🌱
台風「あ、自分、通って良いすか🌀」
Sarra, Dio「えっ」
台風「えっ」
🌀ゴオオオオオオオオオ🌀
Sarra「うえーん😢ピッチャーいっぱい倒れちゃったしいっぱい折れちゃった。」
Dio「おれも枯れ葉とか枝とか食わされてんだけど・・・」
台風「スイマセン、自分、進路間違えてました。また通ります🌀」
Sarra, Dio「えっ」
台風「えっ」
はい。ご覧の通り9月は9月で油断ならない季節なんですよね。サラセニアは倒れるしハエトリソウもぐちゃぐちゃになって被害が多いです。秋雨は腰水の水位に注意すれば越せる可能性が高いですが、台風はどうにもなりません。室内に避難させる人も多いでしょう。特にラック等を使って並べている方は倒壊の危険があるので十分注意して下さい。
⑥11月の試練:唐突に吹き荒れる木枯らし
Sarra「色々あったけど10月は過ごしやすかったわね。私、ちょっとキレイなピッチャー出せたわ。色付きも良いしお気入り✨」

Dio「お!Sarraさん色っぺー!美し過ぎておれもいつも以上に赤くなっちまったぜ!」

Sarra「うふふ。やっとお互いに本領発揮ね✨ところで今朝すごく寒くなかった?」
Dio「確かに急に寒ぃッスね。まあ太陽が出りゃいつも通り暖かくなるッスよ!」
Sara「だと良いけど、、、なんか空気が違う気が、、、」
〜2時間後〜
北風小僧の寒太郎「冬でござんす🍂」
ヒュルルルルル〜🍃
Sarra, Dio「寒ううううう!まだ冬眠準備出来てなああい!💦」
最近は秋が短く、急に冬の気候になったりします。一応植物たちも対応してくれますが、やはり葉先が枯れたりここで脱落してしまう株もあります。特に対応策はありませんが、室内に取り込む予定の方は木枯らしに当てないほうが懸命でしょう。自分は年中屋外栽培なのでそのままですが💦
⑦12月の試練:霜柱がザックザク
Sarra「Dioっち、寝るよー。」
Dio「おれももう動けねぇッス。」
ヒュルルー
ヒュルルー
〜次の日の朝〜
Sarra「え、寝てる途中なのになんか身体が浮いてる?いや、氷に持ち上げられてる!」
Dio「あれ、布団に包まってたのにちょっとずつ出されてる?いや、氷に押し出されてる!」
Dio, Sara「おまけに鹿沼土も赤玉土も粉々に砕かれてる💦なにこれええええ💦」
真冬の間の凍結も基本的には大丈夫なのですが、注意すべき点もあります。雪が深い地域では雪の下で休眠できるでしょう。その方が乾燥もせずピカピカツヤツヤで冬を越せると思います。しかし、日本の平野部ではそうはいきません💦霜柱のせいで用土から浮き上がり、粒系の用土は氷の膨張で砕かれ、挙げ句の果てに素焼き鉢を使用している場合はビキビキにヒビが入ります😫そしてそこに吹き荒れる乾燥した強風。植物たちは良くやってるなぁと頭が下がる思いです。

さて、いかがだったでしょうか?日本の気候が如何に過酷か、そしてここ日本で育つ植物たちが如何に頑張っているかがお分かりいただけたと思います。
しかし、適切な対応をすればその過酷さを乗り越えることは可能なのです。
僕ら栽培家はなるべく植物たちのストレスを無くし、過ごしやすい環境を整えてあげることが重要なのではないでしょうか✨
Sarraさん、Dioさん、いつもありがとね😭