ホームセンターで見かけるモウセンゴケといえば定番のドロセラカペンシス💯丈夫で見た目も良いのでオススメの食虫植物ですが、育てているとガンガン成長して基部が木質化していきます。
そうすると幹からこんなピンクの物体が・・・・
実はこれ、気根なんです。英名もそのまま「aerial root」、モンステラやポトスで幹からニョキニョキ生えてくるあれですね👍カペンシス一族はロカリティ(出身地)によって変異も多く新しい品種も作られているので非常にバリエーション豊かなんですが、自分の知る限り全てのカペンシスでこの気根が発生しています。
今までは「まぁこんなもんか」とスルーしてましたが、これ良く考えたらだいぶ独特だよなーと。🤔伸びた幹からは気根がニョキニョキ生え、生えてはぶっ刺し、生えてはぶっ刺しの繰り返し。草体が倒れても気根で支えるので大丈夫、そういった考えなんでしょうねこの種族は。足がたくさん生えてる状態で、すごい時には5本くらい伸びていることもあります。
幹が伸びやすいのはマダガスカリエンシスもアフィニスもラメンタセアも同じなのに、なぜかカペンシスだけは気根が出てくる。ドロセラの中でもなかなか特異な形質を持っているんじゃないでしょうか✨
さて、せっかく気根が出てるならコイツを利用してみたくなりますよね✨インスタなんかで観葉植物系インフルエンサーがよく投稿しているあれあれ、
挿し木!
実はカペンシスでも簡単にできるのでここでご紹介します!👍葉挿しや根伏せを個別にやるよりも手っ取り早く成株を増やせるのでオススメ!特にロカリティ付きのものや品種もののカペンシスは実生だと形質が変わってしまう可能性があるので、純粋に継代していくためにはクローンを作る必要があるんですね。
ぜひやってみてください!ではレッツゴー👍
まずは気根が出始めたカペンシスを用意します。
自分は割とカペンシス好きで色々集めてしまってます(笑)🤣バリエーション豊かでほぼ別種みたいなのもあるし面白いんですよね💡
用土を用意しておきます。今回はピートモス+パーライトをチョイス!本当はここにバーミキュライトを入れてふんわりさせたかったんですが家に無かった💦カペンシスは丈夫だしまあええかの精神でやっていきます(笑)
その他ミズゴケや砂利系の用土でも大丈夫なんですが、砂利系を使うならなるべく気根に密着できるように小粒を使うかピートモスを混ぜて使うと良い感じでしょう!
最近はピートモス用土には鉢底石を使わなくなりました(笑)🤣混ぜた用土を直接ボン!底から土が流出するかと思いきや意外と大丈夫だったりするんですよね。ただし砂利系を使うなら鉢底石(の代わりのココヤシチップ)は使います。
では、下準備も整ったのでいよいよ本番行ってみましょう。
気根を傷つけないように幹をチョキン!実はこの時点で3回ハサミを入れました。幹1本に気根由来の根が2本、合計3本で草体を支えていたようです。
ついでに枯れた葉を取り除いておくと良い感じ!幹は短いので深めに植えていきます。
これで用土が密着するように上からシャワーすればオッケー!なんかもう説明するまでもないくらい簡単ですね〜✨挿し木後は腰水を切らさないように水多めで管理します。
こんな感じでどんどんやっていきましょうー!多少葉っぱまで埋まってしまっても問題ないです。むしろ葉っぱまで埋めてください。ポロッと鉢から抜けちゃったら元も子もありませんから、成長点が少し出るくらい残してしっかりと埋めましょう。
ついでに埋まった葉っぱは1〜2枚、根元からハサミで切って葉挿ししちゃいます。これなら万が一挿し木に失敗しても大丈夫!
さて、上の部分は切り取って挿し木にするとして。。。
残された基部も捨てずにとって置くことをオススメします。
この根元の部分ですね💡ここはそのまま腰水を続けていけば実質根伏せになるんですよ。
しばらくすると・・・
こんな感じで新芽がでてきますのでこっちも使えます👍✨今までの経験上、葉挿しをするよりもこっちのほうが早く大きくなる気がするのでオススメですよ~!
皆さんもお気に入りのカペンシスがいたらやってみて下さい👍✨ではまた〜