ゆっくり食虫植物〜タクチャガーデン (Takucha's Garden)〜

Takuchamanです。食虫植物の栽培の様子をゆっくりアップしていきます。

セファロタスを盛り盛りに育てる方法!

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食虫植物界では有名な癒やし系ゆるふわ、セファロタス✨ネットやホームセンターで入手したときはこじんまりとしていて、あの独特なMマークも出ていないことが多いですよね~💦海外の写真で見るような、もっさりと調子良く育っている姿は憧れです✨いつかやりたい、「大将!セファロタス丼、大盛で👍️✨」


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ただし、園芸植物としては未だにメジャーとは言えず、栽培法もそこまで出回ってはいない状態・・・たまたま見つけた育て方でも「水槽に密閉して~」とか「LED照明を付けて~」とか書いてあると、ちょっと敷居が高そう😂😂😂しかし、本当は暑さにも寒さにも強く、なんならハエトリソウやウツボカズラよりも丈夫なくらいポテンシャルが高い植物なんですよ~👍️✨


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今回は、数年間栽培してきて得たものをここで書きたいと思います。

 

セファロタス栽培において、僕が最も重要だと思うこと、それは・・・

 

「セファロタスは根っこを育てる植物だ!」ということ。

 

そう、要は根っこを太らせることができれば自ずとモリモリに育って行くのです!

 

言うまでもなく、セファロタスという植物はゴボウのようなまっすぐとした立派な根を出します。


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小さな株でも根ぶりが良いとすぐに盛り返すし、脇芽や株分かれも多くなってきます。ゴボウ根が出ているかどうかというのはセファロタスの調子を計るバロメーターと言えるんですね~👍️✨


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「調子が良いなら根っこが充実するのは当たり前じゃね?」とも思うんですが、逆もまた然り。まずはベースをしっかりさせれば上もついてくるのです👍️✨

 

では、この見えない部分をどのように育てれば良いのでしょうか?というと・・・

 

こういうこと!(あくまで自己流)↓↓↓

 

①縦長の鉢を使う

②ビチョビチョにしない

③鉢内の温度を上げすぎない

 

では、順にご紹介していきましょう~

 

①縦長の鉢を使う

そりゃあそうですよね、ゴボウ根がストレスフリーにすくすく育つためには、その分のスペースが必要💡というわけで縦長の鉢、もしくは高さのある鉢や大きな鉢を使いましょう👍️✨


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自分は高さ20cmのロングポットを主力に、10.5cmのものと普通のポリポットも使っています。普通のポリポットも生育が良いように見えますが、新芽の芽吹きが微妙でした💦本当は350mlや500mlビール缶くらいのサイズが欲しいんですけど…😂

 

②ビチョビチョにしない

根が太く長く育つ植物の基本ですね👍✨いつも水浸しでは腐ってしまうので、ビチョビチョにならないようにしています。と言っても腰水にはしていますよ〜だってこまめに水やりするのはめんどくさいし忘れたときが怖いもん😅自分は腰水栽培にするために用土の排水性を高めるよう工夫しています。


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↑は砂利主体にピートモスを加えた用土。植え替えたばかりですが芽吹きの勢いが良い!


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↑葉挿し苗はまだまだ小さいのでピートモス×バーミキュライトの用土。これも腰水で大丈夫。どの鉢も常に腰水している状態ではなく、溜まった水が無くなるまで放ったらかしにします。そうして、表面が乾いてきた頃にまたドバーッっと腰水。乾いたように見えてもロングポットの内部は意外と濡れているもんですから、間隔は開けますね。こうやってメリハリをつけると根を伸ばすのを怠けなくなる気がします💡(本当はめんどくさいから水あげるとき一気にやっちゃうってだけ😂)

 

③鉢内の温度を上げ過ぎない

これも鉄則。鉢内の温度が上がりすぎると蒸れてしまうので気をつけます👍✨特にロングポットだと、鉢のボディに日光が当たりまくるのでそれを防がなきゃならない🔆


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と言ってもうちはよく日光に当てているので、いくつか対策をしています。1つはぎっしりすし詰め状態にすること。こうすると手前のポット以外はボディに日光が当たりません。


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2つ目は深い受け皿にすること。深めの発泡スチロール箱を用意して、底から3cmくらいのところに水抜き穴を空ければオッケー👌ちなみに浅い受け皿でも高さを段階的にすることで同じような効果が得られます👍✨


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↑こんな具合に。自分はこの方法も使っていますが、いい感じです😊✨

 

さてさて、3つのポイントを書いてきましたが、参考になるかな?🤔根っこを育てるという部分も含めて、個人的にはドロセラレギアやハミルトニーと栽培方法は同じだと思っています。


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特にレギアはセファロタス以上に長く太い根を出すので、レギアが育つ環境があればセファロタスも問題なく育つと思います😊✨繰り返しになりますが、大事なことは「根っこを育てる」ということ!

 

ちなみに、根っこさえ育っていれば暑さ寒さにも強い植物なので、冬以外は基本的に屋外で栽培しています。

 

春→ほぼ全日照

夏→午前中のみ

秋→ほぼ全日照

冬→屋外温室(暖房なし)

 

冬以外は自然の湿度にお任せ。気温は35℃で猛暑の日もありますが、冬は温室でも-2℃〜-3℃、ときには-5℃まで下がります。ご参考までに〜

 

セファロタスって可愛いし丈夫だし、食虫植物だしでもっと人気が出てもいい植物だと思っているので、皆様もすくすくと育てていただければと思います🙇


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大彰園2015年

 


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Hummer's Giant

 


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German Giant

 


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Giant, Araflora

 

 

ではまた~