食虫植物と言ってもその種類は様々で、それぞれの戦略でとても賢く生き残っています。本来であれば虫に食べられる側の植物が、逆に捕食者となる様子は正に「食物連鎖の下剋上」。不可能を可能にするような存在はとても魅力的です。
今回はその能力や捕虫量、体力的な面を考慮し、個人的に最強の食虫植物をランキングにしていきたいと思います💯✨やってみたかったんだよなーこれ😆ちなみに細かく見ていくとキリがないので、おおまかな種類別にしました🎉
では行ってみましょー👍
第10位 ブロッキニア
捕虫能力 ☆★★★★
捕虫量 ☆★★★★
成長速度 ☆★★★★
タフネス ☆☆☆★★
レア度 ☆☆☆★★
ギアナ高地に生息する食虫植物で、落とし穴方式で捕虫します。ほのかな香りとライムグリーンの色合いは山頂のサバンナで目立ち、真ん中に溜めた酸性の水に虫を誘い込みます。また、中には糸くずのような繊維が生えているので虫を逃しません。
と、言ったらとても優秀な食虫植物に感じますが、実際には虫を捕まえている姿を見たことがなく、自力では消化酵素も出さず、さらには常にカエルの寝床になっているのが現状。。。現地では分かりませんが、ここ日本ではただの「パイナップルのような観葉植物」に成り下がっていることが多いです😂ちなみにレア度は高め。人気がイマイチなのが原因か!?
第9位 ミミカキグサ
捕虫能力 ☆★★★★
捕虫量 ☆★★★★
成長速度 ☆☆☆☆★
タフネス ☆☆☆☆★
レア度 ☆★★★★
「食虫植物」というカテゴリーで見たらダントツで地味な種類。捕虫方法はというと、根に付いたコブのような部分でセンチュウ等を捕まえるというもの。コンチュウじゃなくてセンチュウか・・・しかも地下で。見えねぇんだなコレが😂
対照的に地上葉は小さくて可愛らしく、花はバラエティー豊かでとてもキレイ。一部で熱狂的なマニアを獲得し女性人気も高いという、新たな可能性を秘めている食虫植物だったりします。
第8位 セファロタス
捕虫能力 ☆☆☆★★
捕虫量 ☆★★★★
成長速度 ☆☆★★★
タフネス ☆☆☆☆★
レア度 ☆☆☆★★
オーストラリアに生息するピッチャー型の食虫植物。ウツボカズラに似ていますが、こちらは一属一種の完全な別もの。蜜と落とし穴で虫を捕まえ、入ってしまった虫は縁の牙で這い上がることもできません。その後は消化液によってじっくりと分解されてしまいます。ただし、虫を捕まえる量は控えめ😂
栽培は成長が遅いものの、非常に丈夫で育てやすいと感じます。人によってはうまく行かない場合もあるみたいですが、それぞれの環境に合った栽培方法があるのでしょうか?🤔ネット販売も見かけるようになりましたが、まだまだレア度は高めです。コロコロと可愛らしい見た目なので、女性人気も高そう👍
第7位 ヘリアンフォラ
捕虫能力 ☆☆☆★★
捕虫量 ☆☆☆★★
成長速度 ☆☆★★★
タフネス ☆☆★★★
レア度 ☆☆☆★★
南米やギアナ高地に生息する筒型の捕虫葉を持った食虫植物。内側に逆立った毛が生えているので、落とした虫を逃しません。
最近では形がラッパのように広がったものや巨大化するもの等、海外の業者から新しい品種が続々と登場しています。ヘリアンフォラ市場はこれからどんどん盛り上がっていくでしょうね🎉✨😃でも、とっても高額な上に栽培難易度がよく分からないので手は出さず・・・😂普及種であれば、ミズゴケが繁茂するような環境で喜んで生育します👍✨
第6位 ムシトリスミレ
捕虫能力 ☆☆☆★★
捕虫量 ☆☆☆★★
成長速度 ☆☆☆★★
タフネス ☆☆★★★
レア度 ☆☆★★★
スミレのような花を咲かせることからムシトリスミレの名前が付けられました。葉っぱがベトベトしており、アリや小バエなど小さな昆虫を捕まえます。↑の画像ではキレイなもんですが、時にはたくさん虫を捕まえて黒ゴマまぶし状態になっていることも。キレイなんだか汚いんだか・・・😂😂😂
園芸店やホームセンターでも様々な品種が売られているので、ひとつコレクションに加えてみても良いかもしれません。夏の高温と蒸れには注意🔆
第5位 ハエトリソウ
捕虫能力 ☆☆☆☆★
捕虫量 ☆☆★★★
成長速度 ☆☆☆☆☆
タフネス ☆☆☆☆★
レア度 ☆☆★★★
ご存知、食虫植物の看板的存在ハエトリソウ!大きな口でパクっと食べるがごとく捕虫する様は、たくさんのキッズの心をつかみ続けています。やっぱりこのダイナミックな動きが良いんですよね、おじさんも昔から魅了されまくってます😂😂😂蜜を出して虫を誘い、センサーでタイミングを測り、目にも止まらぬ速さでトラップを発動する高性能さ!
しかし、葉っぱ一枚につき虫一匹までという制約が足を引っ張り、捕虫量はイマイチ😅やっぱり一対一交換では効率が悪いのか💦
栽培はやさしい方で、いくつかコツをつかめば毎年増やすことができます👍
第4位 ウツボカズラ
捕虫能力 ☆☆☆★★
捕虫量 ☆☆☆★★
成長速度 ☆☆☆★★
タフネス ☆☆☆★★
レア度 ☆☆☆★★
こちらも食虫植物の代表選手、昔からの人気種であるウツボカズラがランクイン!蜜を出して虫をおびき寄せ、縁の部分でツルツルと滑らせ、消化液の中にポチャン💦捕虫能力はバツグンで、ピッチャーの中を覗けば虫が入っている確率は高いです。ラジャなど一部の大型種ではネズミも捕まえてしまうほど😅
ホームセンターや園芸店で手に入る品種は丈夫で成長も早く、栽培は簡単です。しかし、この世界にひとたび足を突っ込んでしまうとまぁ大変😂💦トランカータやローウィは成長が激おそだし、ビロサやエドワードシアナ等の高山系は冷房必須、ビカルカラタみたいに大型になるものは温室も欲しくなるという始末。品種自体の値段もうん十万円は普通になってきます。ウツボカズラマニアの道は修羅の道。ハマらないようにハマらないように(←もう遅い)
第3位 モウセンゴケ
捕虫能力 ☆☆☆☆★
捕虫量 ☆☆☆☆★
成長速度 ☆☆☆☆★
タフネス ☆☆☆★★
レア度 ☆☆★★★
やはり上位にランクインのモウセンゴケ選手!宝石のようなキラキラの捕虫葉で虫をおびき寄せ、ネバネバの液で動けなくし、さらには葉自体をぐるぐると巻きつけしまいます。レギアやインディカの触手のような葉はマンガに出てくる人喰い植物さながら😖
ほとんどの種類で腰水栽培が可能で、丈夫でよく育つ品種が多いです。そのためか市場価格は低めなので、色んな種類を集めてみたくなりますねー🤔ただし、真夏に突然枯れることもあるので注意🔆種類によっては根から復活してくることもあるので、根気よく待ってみましょう。
第2位 サラセニア
捕虫能力 ☆☆☆☆★
捕虫量 ☆☆☆☆☆
成長速度 ☆☆☆☆★
タフネス ☆☆☆☆★
レア度 ☆☆★★★
ラッパのような筒型の捕虫葉にガンガン虫を捕らえていく、食虫植物界随一の大食漢✨その秘密は蜜に含まれる微量の毒☠これにより蜜を舐めに来た虫たちは身体がマヒし、次々に消化液のプールへと落ちていくのです。特にフラバやレウコフィラは大型でよく虫を捕まえ、そのうえカラーバリエーションも豊富で鑑賞価値も高いという隠れた優等生ぶり💯(↑うちの子は地味ですが😅)
栽培は割と簡単で夏の暑さにも冬の寒さにも耐えてくれますが、ウイルス病には弱いので注意しましょう😖💦また、突然腐ることもあるので株分け増やしておくことをオススメします👍
第1位 ドロソフィルム
捕虫能力 ☆☆☆☆☆
捕虫量 ☆☆☆☆☆
成長速度 ☆☆☆☆☆
タフネス ☆☆☆☆★
レア度 ☆☆☆☆★
一位に輝いたのはマニアにはおなじみのドロソフィルム!特徴はなんと言っても独特の酸っぱい匂い!これによりハエ等の臭い匂いが好きな虫を大量におびき寄せ・・・るんですが、どういう訳か米蛾やガガンボやコメツキムシ、ユスリカやコガネムシに至るまで、臭いものに集まりそうもない虫まで餌食に・・・虫なら何でもかんでも捕まえてしまいます😂コクワガタがベチョベチョになっていた事件もあります。何でだろう、樹液の匂いにも似ているのかな・・・🤔
消化液はかなりの粘着力で、大小様々な虫をガンガン捕まえます。さらに成長スピードも早く、ワンシーズンで親株クラスになり、休眠も無いので室内であれば冬も成長を続けます😂
難点といえばまだまだ手に入りづらいというところ。ネット販売で見かける機会はありますが、いつでも手に入るわけではなさそうです😅また、湿度と蒸れに弱い面があり、台風×高温のコンボにダウンしたときがありました。ただし、食虫植物の中では群を抜いて丈夫な部類に入ると思います。なんせうちでは週1〜2の水やり以外何もしてませんから😂ちなみに根を痛めなければ植え替えも可能です🌱
さて、今回惜しくもランクインを逃した食虫植物はたくさんあります。半食虫植物のロリズラ、地味さでは引けを取らないゲンセリアやカトプシス、天然記念物のムジナモ、激レア激ムズのダーリングトニアetc...
色々見ていくと、自分と違う意見の方もたくさんいらっしゃるかもしれません。そのときはそのときで、このブログを酒の肴に仲間たちと飲み明かして頂けたらと思います😂🍻
ではまたー👋